2007年度日本語教育学会 教師研修委員会 短期集中研修

ワークショップ  「地域で学ぶ・地域で教える」
  −多様な背景とニーズをもつ子どもたちに対する日本語教育−



 わたしたちの周囲で日本語を学ぶ子どもたち。

 育った文化も言語も違う彼ら彼女らは、仲間との遊びや会話、学校での生活や勉強、地域での様々な出来事を、母語ではない日本語で経験しながら、成長しています。こうした子どもたちの日本語学習を支援する私たちは、その多様な背景やニーズにどのように応えていけばいいのでしょうか。

 今回、この研修では、日本語を母語としない小学生や中学生を対象にした日本語教育の方法を具体的に提案します。そして、ワークショップでは、参加される皆さんの地域や学校の教育現場での応用の仕方について、話し合い、ともに考え、作っていきたいと思います。

 子どもたちの日本語教育に関わっている皆さん、是非、ご参加ください。

日 時 : 2008年 2月9日(土) 2月16日(土) 3月1日(土) いずれも13:00〜17:00 

場 所 : (財)言語文化研究所附属 東京日本語学校(ナガヌマスクール)
       〒150-0036 東京都渋谷区南平台町16号26番
       JR渋谷駅南口から徒歩約10分

対 象: 地域で年少者を対象に活動する日本語学習支援者や学校教員
      年少者への日本語学習支援に関心がある日本語教師
      外国人児童生徒教育の関係者

定 員: 30名

講 師: 齋藤ひろみ(東京学芸大学) 池上摩希子(早稲田大学)

受講料: 会員10,000円 一般12,000円
      連続参加が難しい場合、1回毎の参加も可能です。(会員4,000円 一般5,000円)

申 込: 締め切り 1月31日(木)
      方法: 応募用紙(MS Word)に記入の上、郵便、FAX、メールのいずれかの方法で下記までお送りください。
        送付先: (社)日本語教育学会 教師研修委員会
               〒101-0065 東京都千代田区西神田2-4-1 東方学会新館2F
               TEL:03-3262-4291 FAX:03-5216-7552
               Eメール:
       ※メールでの応募はタイトルを「集中研修応募」としてください。
       ※応募書類は返却いたしません。
       ※応募書類受領後に振込先口座番号等をお知らせします。
       ※一旦納入された受講料の返金には応じかねます。
       ※この募集に関して集めた個人情報は、本研修の実施以外の目的には使用いたしません。

研修内容の詳細

第1回(2007年2月9日)
講師:齋藤ひろみ
「テーマで学ぶ、体験で学ぶー小学生年齢の学習者の学習を支えることばの力を育むー」

目標:
 テーマベースの考え方に基づき、小学生年齢の子どもたちの学習を支える日本語の力を育成する教育方法を考える。実践例の紹介や、活動計画作成の活動への参加を通して、テーマベースの日本語教育の方法を理解し、実践する力を高める。

活動内容:
 @講義「テーマベースの日本語教育の方法とその理論的背景」
 A実践事例の紹介(小学生対象)
 B学習活動のデザイン(活動計画を立てる)
 C作成した活動計画の共有化


第2回(2007年2月16日)

講師:池上摩希子
「ことばと教科の統合−中学生年齢の学習者が抱える課題を捉えなおす−」

目標:
 中学生年齢の子どもたちへの日本語教育の方法について、「読み書き」活動を中心に考える。具体的な事例の紹介を通して課題となっていることを把握し、参加者同士の意見交換と活動計画作りへの参加を通して実践力を高める。

活動内容:
 @講義「ことばと教科の統合、「読み書き」の支援」
 A話し合い「中学生年齢の学習者の課題」
 B教科学習を意識した「読み書き」支援活動のデザイン(活動計画を立てる)
 C作成した活動計画の共有化


第3回(2007年3月1日)

講師:齋藤ひろみ、池上摩希子
「日本語で体験する・日本語で考える−発達段階に応じた子どもたちへの日本語教育−」

目標:1・2回の研修成果の交流を通し、子どもたちの成長発達を言語、認知、学力、アイデンティティ等の諸側面から捉え、日本語教育実践のあり方について、再考する。

活動内容:
 @話し合い「年齢による子どもたちの日本語学習の課題」
 Aポスターセッション 第1回、第2回で作成した授業計画の共有化(第1、2回では、作成した活動計画を改善し、ポスターを作成してくることを課題として課す。)
 B話し合い テーマを設定し、テーマ毎に分科会形式で実施
 C各分科会の話し合いの報告(分科会の議論を全体で共有する)