リレー寄稿: 人をむすぶ 第2回 立山 愛さん
- 人をむすぶ
- 2026年8月1日
- 広報委員会
氏名
立山愛
プロフィール
別府市立中部中学校 国際教室「四つ葉」日本語指導員
大分県教育委員会 日本語指導アドバイザー
多文化に生きるこどもネットワーク大分 事務局
キーワード
#子どもの日本語教育 #アイデンティティ #エージェンシー(自分の学びを主体的に動かす力 #Knotworking(ゆるやかな協働)
研究・実践・情報交流の概要
私は大分県別府市で小・中学校の日本語指導員として、これまで22の国につながる子どもたちの学びに向き合ってきました。いつも身につけている名札は、子どもたちがそれぞれのことばで私の名前を書いてくれた宝物です。名札を見るたび、子どもたちの言語や文化、アイデンティティを大切にすることが、私の原点であると認識できます。「外国人児童生徒等教育」というと、日本語指導の必要性が注目されがちですが、大切にしたいのは、日本語を教えることと同時に、子どもたちが言語的文化的多様性を力に、まわりの人たちと関わりながら学び、自身の未来を拓く力を育む営みであるということです。子どもたちの成長にすぐそばで寄り添えることが、日本語教師としてなによりの幸せだと感じています。
研究・実践・情報交流の特徴と成果
日本語だけでなく、子どもたちの母語や思考の力も含めた「ことばの力」を育むことも大切にしています。有志の活動「多文化に生きるこどもネットワーク大分」では、毎年「多言語スピーチ会」を開き、子どもたちがそれぞれの持つ言語で思いを語る場を、学校・家庭・地域・行政とともにつくっています。発表を通して子どもたちはエージェンシーを育み、参加者は多様な文化や価値観への理解を深めます。この多言語スピーチ会を通して、子どもたちのことばが結ぶもの、それは、ゆるやかな協働(Knotworking)、一人一人が自分らしく生きられる社会です。日本語教師として、ことばを教えるだけでなく、子どもたちとともに、よりよい社会を編み直していくというやりがい、喜びをもらっています。
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