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日本語教育学会について

会長挨拶

会長就任のごあいさつ

会長の写真
公益社団法人日本語教育学会 会長 齋藤ひろみ

みなさま、こんにちは。
2021年5月23日に開催された理事会におきまして会長に選出された齋藤ひろみでございます。歴代の会長が会員の皆様と営んできた歩みと築いてきた実績の大きさに、拝命した直後は、たじろぐばかりでした。しかしながら、周囲の皆様の柔らかな励ましをいただき、第二次中期目標(2021~2024)の「緩やかな事業整理と資源の集中」という基本姿勢にもとづき、学会のこれまでの軌跡を辿りつつ受け継ぎ、次期の新たな展開の準備期間としてこの2年の任期を務めることが私の責務と、覚悟を決めたところでございます。何卒よろしくお願いいたします。

本学会は、2013年の公益社団法人としての再出発、2016年の理念体系の構築、そして、2017~2020年の第一次中期計画により活動を展開してきました。そして次のステージに挑もうというときに、生活の根底を揺るがす新型コロナウイルスという災厄に見舞われました。世界が翻弄される日々が続き、社会全体が「ニューノーマル」な変革を模索しています。私たちの探究課題である「日本語教育研究・実践」においても、これまでの枠組みの再構築が求められているといってもよいかと思います。転換期でもある2021年3月、本学会では、第一次中期計画の実績を土台に、先に触れた第二次中期計画(2021~2024年)を策定し、取り組みをスタートさせたところです。この第二次中期計画においては、「対外的発信力・広報力の強化のための広報戦略」に重点を置き、「本学会及び日本語教育の日本国内外における重要性を広く社会に喚起し、その認知度を高めて社会的役割を果たすことを目指す」(p.12)こととなりました。多様化・複雑化が進むグローバル社会の対話と文化・認識の再編の場に日本語教育を積極的に位置づけ、学術団体として、そして公益法人として本学会の使命である「人をつなぎ、社会をつくる」を果たせるよう努力してまいります。

ポストコロナ社会で必然化する個の変容と社会の変容を見据え、学会像である「共に集い、行動する学会」を体現すべく、皆様と共に学会活動を展開してまいりたいと思います。どうぞ、お力添えをお願いいたします。